6月4日にボーイスカウト日本連盟含む世界的ネットワークを持つ青少年教育に関わる5団体により、新型コロナウイルスの影響により、日本国内での青少年の健全な成長のための諸活動が失われている現状を危惧し、共同声明として発表しました。当団においても、下記共同声明や、ボーイスカウト日本連盟より出ている『新型コロナウイルス感染への対応について』に則り、活動を再開していきます。
共同声明
1.新しい生活様式での青少年活動の再開
私たちは、新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底して行い、新しい生活様式に沿ってプログラムを構築した上で、青少年の健全な心身の成長を重要と捉え、長い歴史の中で培った知識と経験の中で次の活動を再開します。
・青少年の自然体験活動
空や木々の鮮やかさ、清流の冷たさ、風の音や鳥のさえずり、ファイヤーの煙のにおい、共に作ったカレーの味。五感で感じる生の体験は決してオンラインでは得られません。自然体験活動で育まれる友情、協調性、相互理解、信頼や尊敬心、興味や関心、他者や環境への思いやりの心は、子どもたちの健全な成長には必要不可欠であり普遍的です。
・青少年の人材育成活動
青少年期は人格の基礎が形成され、人としての根を張り、幹や枝を伸ばし、葉をつける時期です。次代を担う青少年の健全な育成は、社会全体の責任であると捉え、家庭や学校以外における青少年教育団体として、研修プログラム、ボランティア活動を再開します。2.病気以外の感染も抑止
私たちは、新型コロナウイルス感染拡大による不安や恐怖から引き起こされる「嫌悪・差別・偏見」が人々の心や家庭、社会に感染し、分断されていくことに強い警鐘を鳴らします。そして、その抑止力としてのプログラムを、再開する全ての活動に取り入れていきます。
3.地域社会と連携し、人間性の回復
私たちは、新型コロナウイルス感染拡大によって失われた、青少年の体験活動の再開は、人間性の回復への取り組みであり、社会全体の使命と捉えます。この活動における、行政、企業、地域の各団体に協力、支援を呼びかけ、次代を担うリーダーシップの育成に継続して取り組みます。
また、新型コロナウイルス感染への対応について(第9報)も出ています。
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