群馬県野営大会へ向けた事前訓練キャンプ:桐生・前橋派遣隊

ボーイ隊

来る群馬県野営大会に向けた事前訓練キャンプが、6月28日から29日にかけて実施されました。今回のキャンプは「暑熱順化」を目的としていましたが、記録的な猛暑日寸前の気温となる中での開催となりました。

開所式と合同活動

桐生隊からは自団のボーイスカウト2名に加え、伊勢崎12団から3名のボーイスカウトが参加し、総勢5名で編成されました。一方、前橋隊は4団から15名が参加。両隊合わせて20名のスカウトが参加し、派遣隊隊長である高寺隊長の力強い檄により、開所式が執り行われました。

今回の訓練では、要所々々で合同活動を行いながら、各地区で事前に計画されたスキルトレーニングが中心に進められました。桐生地区では、タープとテントの設営、火起こし、野外炊事に焦点を絞り、集中的な訓練を実施しました。

野外炊事と夕食

野外炊事の開始直前には、派遣隊の上級班長であるベンチャースカウトの山木さんが、模擬試験を終えて駆けつけ、訓練に合流しました。夕食は、県野営大会1日目の夕食メニューを想定し、豚丼、味噌汁、キャベツの浅漬けが作られました。日中の猛暑で食欲が心配されましたが、スカウトたちは皆、見事な食欲を見せてくれました。

ナイトプログラム

ナイトプログラムは涼しい室内へ移動し、円になっての自己紹介から始まりました。その後、前橋・桐生合同隊のフラッグ作りを共同作業で行い、チームワークを育みました。続いて、GB会議、班会議が実施され、スカウトたちは活発な議論を交わしました。夜の締めくくりは、前橋隊のサイトで焚き火を囲み、マシュマロを焼く楽しいひとときを過ごしました。

2日目の活動

2日目の朝食は、県野営大会2日目の朝食メニューの予行練習として、白ご飯、味付け海苔、焼き鮭、味噌汁、きゅうりの浅漬けが用意されました。特に失敗が許されない炊飯は、ガスコンロを使用することで完璧な仕上がりとなりました。前日の夕食時に見られた水加減の問題も解消され、美味しいご飯を炊き上げることができました。

朝礼後には、高寺派遣隊長によるスカウツオウンサービスが行われ、スカウトの精神を再確認する機会となりました。モーニングゲームでは、段ボールキャタピラを使った白熱の競争が繰り広げられ、会場は大いに盛り上がりました。

桐生隊の2日目の活動は、まず撤営からスタートしました。途中から22団のボーイスカウト班長と中学1年生のスカウトが加わり、撤営作業はさらに効率的に進みました。

撤営後、スカウトたちは県野営大会のプログラム概要説明を受け、班会議を通じて、どのプログラムに挑戦するかを真剣に検討しました。

閉会と保護者説明会

すべてのプログラムが終了し、時間通りに閉会セレモニーが執り行われ、第1回目の訓練キャンプは無事に終了しました。キャンプ終了後には、遅れての実施となりましたが、保護者説明会が開催され、今回の訓練キャンプの成果と今後の展望について共有されました。


この事前訓練キャンプは、スカウトたちの協調性、自立心、そして野外活動スキルを大きく向上させる貴重な機会となりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました